精神障害の多くを占める統合失調症は、世界の民族・文化その他の差無しに、
およそ100~110人に一人の割合で発症する病気と言われています。
決して「親の育て方が悪かった」のでも「遺伝」のせいでもありません。
服薬治療の発達した現在において、充分に回復可能な病気となった統合失調症ですが、「病気になる前の元の自分」に完全に戻ることは簡単ではなく、
その人なりの「生きづらさ」という障害を持ってしまいます。
あまりにも繊細で傷付きやすい心を持っていたために発症してしまい、
精神障害という言葉の持つ「差別感や疎外感」に健気に立ち向かい回復しようとしている彼等・彼女たちを、家族として、施設職員として、後援会として、ボランティアとして、一生懸命にサポートしようと、もくせい会関係者は活動しています。